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インドネシア ガヨ マウンテン    


【地域】    インドネシア、アチェ地方     

【品種】     ティピカ、カツーラ

【精製】     ウォッシュド、天日乾燥

【グレード】 Lサイズ(スクリーン17/18)

【収穫】     102

インドネシアのコーヒー栽培は、1696年オランダ人がインドのマラバーから苗木を持って来たことに始まります。

ガヨ高地にもコーヒーが伝播し栽培され続けていましたが、イスラム教の戒律が特に厳しく排他的な面が強いので、
観光客はもちろん近隣の住民すらもなかなか足を踏み入れる事の出来ない秘境でした。

産出されるコーヒーが非常に良質な事は古くから知られていましたが、排他的な土地柄と生産が少なく輸送するにも
人手しかない奥地の為、長い間マンデリンに混ぜられ日の目を見ることがありませんでした。

しかし、
1984年石油に代わる外貨獲得の手段として、アチェ地方を国際的観光地に開発する計画を
インドネシア政府がスタートさせ、そして観光だけではなく、産業の重要な柱として
コーヒーに注目したのです。

この地は火山地帯の肥沃な土壌で産地として最適な環境であります。
その環境の下、栽培されたコーヒーは、風味と香りがバランス良くカリブ海産の高級品に優るとも劣らぬものです。
秘宝のコーヒーとして今日迄語り継がれているガヨマウンテンです。







撮影2015年6月4日